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富一サッカー部の全国制覇が、 人生を振り返る機会に

富山第一高校サッカー部の全国制覇という明るいニュースで明けた2014年。

かつては私も、全国大会出場、冬の国立に立つことを夢見るサッカー少年の一人でした。今では、昔の面影はどこへ行ってしまったのか、筋肉は贅肉に変わり果て、サッカーは観るものとなり、休日になれば、クラブチームでサッカーをやっている二人の息子の送迎や見学が日課のようなもの。

今大会の富山第一の快進撃は、息子たちと1回戦からテレビ観戦し、応援してきました。決勝戦後半アディショナルタイムのPKの場面では、テレビの前で監督と同じ格好で祈っていました。優勝が決まった瞬間、感動とともに脳裏に浮かんできたのが、高校3年の夏の大会のこと。最後の夏、負ければ引退という大会は苦戦しながらも勝利を重ね、準決勝に進出しました。そこで対戦したのが富山第一、相手チームの選手の中にいたのが大塚監督です。結果は0-7で完敗、完膚なきまでに叩きのめされました。他の試合のことは覚えていませんが、この試合だけは、覚えています。

富一優勝に沸いたその夜、実家に立ち寄った私は、昔の写真を探しました。探してみると、意外に残っているもので、写真を息子たちに見せながら、サッカー少年だった頃の話を聞かせました。富山第一の全国制覇がなかったら、高校時代や中学校時代のことなど、おそらく記憶をたどることすらしなかっただろうと思います。かつてサッカー少年だった方なら、私と同じようなことをされた方がいらっしゃるかもしれません。

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編集者をしている私は、自分史や自伝を書き残すお手伝いをさせていただくことがあります。自分史や自伝を書き残すのはなんのためか。「自身の半生を振り返るため」「自分自身や祖父母のことを子や孫に伝えるため」「自分自身のことや子・孫の幼年時代を彼らに伝えるため」など、理由は人それぞれですが、必ず「書き残そう」と思うきっかけがあります。原稿を書くときに必要となるのが、ご自身の年表、そして写真などは詳しい記録をつくる貴重な資料となります。

今回見つけた写真は、大事に保管しておこうと思います。
20年後、30年後に、自分史を残したいと思ったときのために。


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| 2014.01.31 | | comment(0) | trackback(0) |
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